安藤忠雄による兵庫県立美術館を撮影した、写真家TAKAYによるモノクロームの作品集。
建築に差し込む自然光が織りなす陰影、静謐な空間の空気感をフィルムで丁寧にとらえ、陰翳礼讃の精神を写真として写し取った一冊です。
本書は、Akio Nagasawa Publishingより2022年に刊行。ハードカバー、全104ページ。建築の魅力と写真の美しさを静かに伝える、視覚的にも精神的にも深く響く内容となっています。
※限定850部 / サイン入
【作家ステートメント】
私は安藤忠雄氏によって生み出されたこの建築物の「美しい曲線と直線」、「繊細に計算された光と影」、それらすべてのコントラストに一瞬にして魅了されシャッターを切り続けました。
この研ぎ澄まされた空間は、普段自分自身がモノクロの撮影で大切にしている「階調」を、緻密に表現しているように感じ引き込まれていきました。さらに時間や季節によって、幾通りにも姿を変えられるよう創られていることに深い感銘を受けました。
安藤氏によって創り出された、この「兵庫県立美術館」が物語る「陰翳礼讃(In Praise of Shadows)」の世界を少しでも今作で表現できたらと思います。
PUBLISHER |
Akio Nagasawa Publishing |
DESIGN |
Akio Nagasawa Publishing / TAKAY |
COLOR |
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SIZE |
W280・H210 mm 104ページ / Hardcover 限定850 |